最近は、銀行の通帳もデジタル化して、ペーパーの通帳が少なくなりましたね。私も、久々に銀行に行くために引き出しを開けてみると、、、古い通帳がたくさん出てきました。
このページでは古い通帳をどのように管理したらよいのか調べましたのでご紹介したいと思います。
目次
古い通帳の管理方法3つ
保管する
重要な金融記録のため、最低でも5~10年は保管するのが推奨されます。
処分する
シュレッダーにかけるか細かく裁断して処分が望ましいです。なぜなら、破棄する際は個人情報が記載されているからです。
処分にミスったら犯罪に巻き込まれるかも!!(古い通帳を悪用した犯罪例記事へ)
銀行へ返却
稀ですが、一部の銀行によっては、古い通帳を回収して処分してくれる場合があります。
なぜ5~10年保管した方がよい?
確定申告や税務関係
税務調査の対象期間の7年保管が推奨されています。
相続や財産管理関係
10年以上保管すると安心です。
ローン審査などの証明関係
収入や取引履歴の証明として使われる場合は5年保管が推奨されます。
古い通帳を悪用した事件・事故例
事例
盗まれた古い通帳を使った詐欺事件
通帳を盗まれて、不正に口座が使われたケースがあります。被害額数百万円。
使わない通帳は安全に処分し、印鑑と別々に保管することが重要。
事例
闇バイトによる「捨て通帳」の不正利用
不要な通帳を売却し、犯罪に利用されたケース。口座名義人が犯罪に関与したとみなされて、逮捕される事態に!
銀行法第28条により、他人に通帳を売ることは違法 とされています。(金融庁)
事例
捨てた通帳から個人情報を悪用された事件
ゴミ捨て場で拾われた通帳の情報により、口座を乗っ取られ不正に引き出された。
捨てる際は細断するか、銀行での適切な処分方法を確認することが重要。
古い通帳を悪用した犯罪の手口
犯罪の種類 | 手口の詳細 | 影響 |
---|---|---|
振り込め詐欺 | 古い通帳を買い取り、詐欺グループが「受け取り用口座」として利用 | 詐欺に加担したとみなされる |
マネーロンダリング | 犯罪資金を洗浄するために、不要になった口座が利用される | 違法取引に関与するリスク |
成りすまし犯罪 | 通帳の情報を使い、銀行で偽造手続きを行う | 口座が乗っ取られ、資金が奪われる |
闇金の保証人詐欺 | 古い通帳の名義を勝手に使われる | 知らない間に借金が発生 |
古い通帳を安全に処分するための対策
- 口座番号や名前部分を特に細かく、シュレッダーにかけ裁断する。
- インク消しや油性マジックで個人情報を隠す。
- 水に浸して紙を完全に分解します。そして、判読できなくなります。
- 通帳と印鑑は別々に保管し、定期的に確認する。
- 銀行の窓口で処分の依頼を相談する。
まとめ
アプリや無通帳口座でとても便利な世の中になっています。しかし、まだまだ通帳を持っている人がのではないでしょうか?知らないうちに事件や事故に巻き込まれないようにきちんと保管、管理しましょう。