貯金(預金)の勉強をすすめる理由。それは、アルバイトやパート、新社会人になって初めて自分の力でお金を稼いだ時の喜びってひとしおですよね。だから、その初めてのお給料を貯めて、豊かな生活を送りたいって誰もが思います。私もその一人です。
まずは、一番簡単な貯金(預金)のことを知って、『豊かな生活』をかなえるスピードを早めましょう!
同じ『貯金(預金)』をしても、損する人、得する人が出てきます。損する人にならないために、最後まで記事を読んで、一緒に勉強しましょう。
この記事でわかること
- 貯金(預金)と貯蓄の違いがわかる
- 貯金(預金)の種類で自分の用途に合った貯金を選ぶことができる
- 貯金(預金)の種類を知ることができる
貯金(預金)と貯蓄の違い
まず、貯金(預金)と貯蓄の違いって知っていますか?私はお金の勉強をするまでわかりませんでした。そこで、まずは貯金と貯蓄の違いを勉強してみましょう。
貯金(預金)とは
貯金(預金)は貯める対象がお金のみ。さらに、基本的に元本割れのリスクがない商品となります。
例)タンス預金、500円玉貯金など
貯蓄とは
貯蓄は、貯める対象がお金だけでなく、不動産や債券、積立保険や株式などすべての金融資産を含みます。よって、元本割れの可能性のある金融商品も含まれます。
『貯める』という要素より『増やす』という要素が強い行為となります。
貯金・預金の種類
通常貯金・普通預金
特徴
利便性と安全性
普通預金は、取引の利便性と資金の安全性を提供します。銀行のATMやオンラインバンキングを利用して24時間365日いつでもアクセス可能。また、預金保険制度があるので、一定額までの預金は保証され、安心して利用できます。
金利と手数料
普通預金の金利は一般的に低めですが、その分、手数料も低く抑えられています。これにより、預金を保有するコストを最小限に抑えながら、資金を管理できます。また、一定の条件を満たせば、金利を上げる特典や手数料の割引を受けることもできます。
預金額の制限
普通預金には一般的に預金額の制限はありません。しかし、大口預金や取引が多い場合には、銀行が追加の手数料を課す場合があります。この点を考慮して、預金の運用方法を検討することが重要です。
利息の課税
普通預金から得られる利息は一般的に課税の対象となります。このため、年間の利息収入に対する税金を考慮して、預金の運用計画を立てる必要があります。税金の影響を最小限に抑えるために、適切な税務アドバイスを受けることが重要です。
融資や投資への利用
普通預金は、日常的な取引に利用するだけでなく、融資や投資の担保としても活用されます。預金残高や取引履歴などの情報が信頼性の指標となり、金融機関からの融資条件や投資への信用度に影響を与えることがあります。
普通預金は一般的な金融取引に適した柔軟性と安全性を提供してくれると共に、各々のライフスタイルに合わせた適切な選択をすることができます。
通常貯蓄貯金・通常貯蓄預金
通常貯金より有利な貯蓄商品で(預入10万円以上)さらに、出し入れ自由
ボランティア普通預金
税引き後の利息のうち50%相当額を、指定した団体に寄付する貯金。(三菱UFJ銀行)自動的に寄付したい人におススメの金融商品と言えるでしょう。
定額貯金・定期預金
『定額』=決まった額を預け入れし、預け入れから6ヶ月経過したら払い戻し自由です。
さらに、10年間半年複利で貯めることができます。
自動積立定額貯金
通常貯金から自動的、定期的に一定額を預け入れすることができます。よって、手続きが面倒な人に向いている金融商品一つと言えます。
担保定額貯金
通常貯金の残高が不足しても、この担保定額貯金に預け入れしている金額は貸付してもらえる便利な機能付き。
定期貯金・スーパー定期
預け入れ期間をあらかじめ設定する貯金で、長期間預ければ預けるほど金利が高くなります。
担保定期貯金
通常貯金の残高が不足した時に預けている金額を担保として貸付してもらえる便利な機能付き。
自動積立定期貯金
通常貯金から自動的に預け入れできる便利な機能付き。したがって、知らず知らずお金を貯めることができます。
満期一括受取型定期貯金
定期預金満期後に一括で受け取れる定期預金、目的貯金に最適な貯金となります。(ゆうちょ銀行)
ニュー福祉定期貯金
障害基礎年金などを受け取っている人が預けられる定期預金になります。(ゆうちょ銀行)
大口定期預金
1,000万円以上の預け入れで1か月から10年預け入れ期間を選べます。(三菱UFJ銀行)
ただし、満期日前に解約する場合、利率が0%となる場合があります。
貯金と預金の違い
ところで、貯金と預金の違いって理解できていますか?私はあまり気にとめてなかったので、そう聞かれると何か分かりませんでした。それで調べてみると・・・
- 貯金
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ゆうちょ銀行、農業協同組合、漁業協同組合へ預けたお金のことをさします。
⇒1873年(明治6年)に渋沢栄一が「国立第一銀行」(現みずほ銀行)を設立しました。そこで、英語の「deposit(デポジット)」を直訳して『預金』という言葉ができたと言われています。
- 預金
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上記以外の金融機関、例えば信用銀行や地方銀行などに預けたお金のことをさします。
⇒1875年(明治8年)に、前島密が個人向けに利用できる郵便貯金制度を創設させました。この時、イギリスの郵便局で使われていた「savings(セイビング)」を訳して『貯金』という言葉が生まれた。
もともと、商人向け銀行と個人向け銀行で使い分けされていたのですが、個人も銀行を利用することにより、この違いがなくなったということです。
どの貯金(預金)が一番お得なの?
では、貯金(預金)を預けるとしたらどのような預け方が一番お得なのでしょうか?
それは、、、『定期貯金』
いつでも引き出せる普通貯金だと、銀行側は預け入れされたお金を流通させることができません。ですが、定期貯金の場合は、預入期間が決められており、金額も変動しないため、普通貯金より流通させやすいのです。だから、定期貯金(預金)をして欲しくて普通貯金より定期貯金の金利を高く設定しています。
年齢で見る預金・貯金平均金額
預金(貯金)はどれくらいしていればいいの?と気になりますよね。そこで、厚生労働省の調査結果で世帯の平均を年齢別にみてみましょう。
さらに、自分の目標をたてやすいですね。
年代 | 29歳以下 | 39歳以下 | 49歳以下 | 59歳以下 |
平均貯蓄額 | 181.4万円 | 515.9万円 | 886.5万円 | 1327.2万円 |
女性の預金(貯金)額ってどれくらい?
女性の貯金平均額は890万円です。
独身女性の平均預金(貯金)額は?
30歳未満の独身女性が約187万円
30代の独身女性は約408万円
40代の独身女性は約800万円
このような結果が出ています。「年齢で見る預金(貯金)平均額」39歳平均で515.9万円なので、全体の平均に対して女性平均も同等に推移しているのがわかります。
女性の社会進出により、男女の収入の差がなくなりつつあると言えるでしょう。
まとめ
預貯金額の平均はクリアしたいですよね。しかし、結婚、出産、育児、マイホーム購入など人生のイベントで大きなお金が動きます。そのため、計画的にお金を使えるよう、備えておきたいですね。