お金の勉強をする上で、『金融機関』という言葉は必ず出てきます。では、金融機関とはどういったものなのでしょうか?
金融とは
金融(きんゆう)=資金を融通すること
ようするに、お金や通貨や資本・試算などを余ってる人から不足している人へスムーズにお金を通す仕組みを持っている機関のことをいう
金融の方法
金融には間接金融と直接金融の、2つの方法があります。なかでも、日本の金融システムは間接金融の割合が大きくなっています。
間接金融と直接金融
- 間接金融
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仲介を通して取引される方法
例)企業の株式を証券会社が投資家へ仲介してくれる。他には、銀行に預けた預金を他の人が借りるなど
- 直接金融
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企業の株式を直接個人に購入してもらう方法
※仲介がなく直接当人同士がやりとりをする。
間接金融のメリットとデメリット
間接金融は、仲介してもらうので、手数料などの経費がかさみます。よって、リターン率が低くなります。
逆に、仲介業者に損失が守られることによって元本割れリスクが低くなるというメリットがあります。
直接金融のメリットとデメリット
直接金融の場合は、仲介がありません。したがって、リターンはそのまま出資者へ返ってくることが大きなメリットといえます。
しかし、元本割れリスクも必然的に高くなるためそれなりの損失を覚悟しておかなければなりません。
- ゆうちょ銀行(2007年に民営化で誕生した銀行)
- 都市銀行(東京都や大阪市など大都市に本店を抑える日本の銀行)
- 地方銀行/第二地方銀行(各都道府県に本店を置く銀行)
- 信託銀行(銀行業務、信託業務、併営業務を行う銀行)
- 農林中央金庫(農林水産業の共同組合などを会員する共同組織の全国金融機関)
- 農業協同組合(JAと呼ばれ、生産者を中心とした共同組織の全国金融機関)
- 農業協同組合連合会(農業協同組合法に基づいて成立された組合の連合会)
- 信用組合(中小企業等協同組合法に基づいて組織される金融機関)
- 信用金庫(信用金庫法成功により誕生した、会員の出資による地方金融機関)
- 労働金庫(労働組合や生協などが資金を出し合って作った共同組織の金融機関)
低リスクの預貯金から始めてみる。そう思った方はこちらの記事を参考に!
公的金融機関と民間金融機関の違い
公的金融機関とは
政府が経済発展や国際協力など「一定の政策」をするのに利用します。したがって、政府金融機関とも呼ばれます。
- 日本政策金融公庫
- 商工組合中央金庫
- 国際協力銀行 など
民間金融機関とは
その名の通り、民間の資本によって運営されます。公的金融機関に対する用語として呼ばます。
日本で最も利用されている金融は?
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
まとめ
金融の種類や、民間と公的機関や直接的な金融なのかなどを金融にかんする知識を深めることができたと思います。ここでの知識は、直接役立つ訳ではありませんがどのような役割を果たしているかを理解することで、自分が求めている商品を取り扱う金融機関を知り、選択することができます。